プレイヤー詳細

高校1年生の頃、学校の友だちといっしょに『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』を遊んでいまして、そのままの流れでポケモンカードも始めました。

大型大会に初めて出場したのが「ポケモンカードゲーム バトルフェスタ2015」だったのですが、まったく勝てなかったんです。悔しくて、翌年の「カメックスメガバトル 愛知大会」にも出場したところ、最初の大会よりはいい結果を出すことができました。このとき、真剣勝負に勝つことの楽しさを肌で感じたんです。

“駆け引き”を重視するようにしています。例えば、自分のポケモンにダメカンが乗っていて、そのポケモンが攻撃されると負けてしまう場面ってよくありますよね。その場面でアセロラとグズマが手札にあったら、アセロラを使う人が多いと思います。

実際に、“ポケカ 四天王決定戦”で同様の場面があったのですが、僕はグズマを使いました。その時はガマゲロゲEXのデッキを使っていたこともあって、“にげる”に必要なエネルギーが多いポケモンをバトル場に出させれば、相手の動きを封じられると考えたからです。
このように、お互いのデッキや場の状況を分析して、つねにその後の試合展開を先読みしながら戦うようにしています。

大会結果やSNSなどでよく見るデッキに対して、7割以上の勝率が取れるようにすることです。環境に存在するデッキが多い場合は、6割くらいを目安にすることもあります。

相性の悪いデッキに対しては、事前にゲームプランを綿密に決めておくことが重要です。また、本来の相性を覆せるような切り札を採用することもあります。このようなカードは、それ以外のデッキに対して有効ではないことが多いですが、目標の勝率が確保できているならば目をつぶります。

「チャンピオンズリーグ2017大阪」の最終戦が記憶に残っています。僕はそこで勝利すれば本戦に参加できる権利を獲得できる、とても大事な1戦だったんです。その対戦の相手が、ヒラノマサタカ選手でした。

そうです。正直に言えば、こんな大事な場面で当たりたくなかったです（笑）。試合は2本先取のルールで、1本目はかなり長い試合を何とか制したんです。気を引き締めて臨んだ2本目は、ヒラノ選手が最初の番に思うように動けず、なんと次の僕の番で勝ってしまいました。本選に進めた嬉しさと、2本目の勝ちかたも相まって、よく覚えています。

1枚に決めるのはとても難しいですね……。やはり、ポケモンWCS2017で準優勝したときに使っていたグソクムシャGXでしょうか。
でも、いっしょに戦ってくれたカードたちには、“好き”よりも“お世話になりました”という思いが強いです。そういう意味でいうと、ダークライEXの方が思いが強いかもしれません。その年の国内予選ではずっとダークライEXのデッキを使っていて、言わば世界大会へ連れて行ってくれたカードなんです。
ほかにも、「ポケカ四天王決定戦」で使ったガマゲロゲEXもお気に入りです。そこからさらに改良を重ねていき、池袋で開催された「チャンピオンズリーグ2018 公認大会1st」、「第2回 ポケモン竜王戦」と約半年に渡っていっしょに戦い続けたので、思い入れが強いです。

最近は行けていないのですが……先ほどお話した、「カメックスメガバトル 愛知大会」の後くらいから、「おもちゃのぶんぶく」というお店に通っていました。

はい。タイミングにも縁にも恵まれていたと思うのですが、そこでポケモンWCS2010マスターディビジョンチャンピオンのコマツダ選手を始めとする強豪プレイヤーたちと知り合ったんです。
世界を目指して真剣にプレイする彼らのすがたを見ているうちに、自分もその舞台に立ちたいと思うようになりました。そこで刺激をもらえていなければ、翌年のポケモンWCS2017で準優勝という成績は残せなかったかもしれません。