プレイヤー詳細

幼稚園の卒園祝いに、お母さんの友だちがプレゼントしてくれたのがきっかけです。ブリガロン、マフォクシー、ゲッコウガの構築済みデッキが入った“はじめてセット”でした。

小学1年生の頃、初めて最寄りのカードショップで大会に出ました。最寄りとはいえ、栃木はジムが少ないので車で1時間かかります（笑）。そこで仲良くなった対戦相手の子のお父さんが、別のジムや自主大会に誘ってくれるようになったんです。そこでいろいろ教えてもらううちに、強くなりたいという気持ちが芽生え始めました。

カードゲームの駆け引きをできるだけ長く楽しみたいので、ポケモンGXを使わないデッキや、いわゆる中打点のワザで戦っていくデッキをよく使います。一方的にサイドを6枚取りきってしまうよりも、5枚取られてから6枚取り返すような大逆転をする試合が好きなんです。

たとえば、ギラティナで130ダメージをいろいろなポケモンに与えておいて、最後にウルトラネクロズマGXのGXワザでまとめて倒します。最後にダメカンをばらまいて勝つのが気持ちよくて好きなんです。これまでも、オーロットBREAKやジュナイパーＧＸのデッキを使っていました。

新しくデッキを作るときは、作っては崩してを繰り返してしまいがちです。うまくいかなかったデッキはすぐに崩して、つぎを考えます。そうやっていろいろなデッキを試しながら調整します。

以前はそうだったのですが……お母さんに「もったいない」と言われてしまって（苦笑）。なので最近は、ダメだと思ったデッキをどう改良すれば強くなるのか考えるようになりました。でもやりかた自体はいっしょで、ひたすら練習して試します。練習を重ねることで、必要なカードとそうでないカードが分かってくるんです。

やはりチャンピオンになったポケモンWCS2018です。国内ではずっと“ルガルガンGX＆ゾロアークGXデッキ”を使っていましたが、世界大会のレギュレーションではデッキのキーとなるカードが使えませんでした。なので、マッシブーンとルガルガンGXを組ませたデッキに変更しました。

初戦は緊張で手が震えました。でも、決勝戦では逆にリラックスして対戦に臨めました。対戦前こそ緊張していたのですが、ヘッドセットをつけて、対戦の準備を進めていくうちに緊張が解けていったんです。いつも通りに手を動かすことで、自然と集中状態に入ったんだと思います。

ゾロアークGXです。理由はシンプルに強いから！　とくにルガルガンGXと組ませた、通称“ルガゾロ”というデッキが大好きで、かなり長いあいだ使いこんでいました。ゾロアークGXが収録された「ひかる伝説」が発売された直後のチャンピオンズリーグ2018横浜で優勝したときも、その年のポケモンジャパンチャンピオンシップスで3位になったときも“ルガゾロ”を使っていたので、思い入れが強いです。

はい。ちなみに、カードでは使っていないのですが、アローラロコンがとてもかわいくて大好きです。世界大会にもぬいぐるみを連れて行って、優勝したときのインタビューもいっしょに受けました。

トーナメントセンター バトロコ小山駅前店です。じつはポケモンジャパンチャンピオンシップス2019マスターリーグチャンピオンのクリタ選手も通っています。初めてプレイを見たときに絶対に強い人だと確信したので、お母さんに頼んで練習に誘ってもらったんです。

なんとなく、強い人だと感じたんです。栃木はジュニアの強豪プレイヤーも多くて、世界大会出場経験のある選手がたくさんいます。でもジムやイベントが少ないので、強い選手がみんな同じところに集まって対戦します。なので、世界を目指すプレイヤーにとって、じつは栃木は恵まれた環境なのかもしれません（笑）。