6月10日(土)・11日(日)に開催された「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023」(以下「PJCS2023」)の各リーグ優勝者にインタビューを実施しました。実際に使用されたデッキとあわせてご紹介します。
マスターリーグ優勝 ネヅ ナチ選手
―――優勝おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。
ありがとうございます! 「PJCS2023」に出場することを目標に1年間がんばってきました。その中でも1番の、優勝という結果が残せて嬉しいです。
ポケモンカードゲームのPV「CHAMPION ROAD」が大好きで、映像の冒頭で「チャンピオンに輝いたのは、ミュウVMAX!」というセリフがあるんですけど、僕がミュウ大好きなので、何とかそこまでミュウを連れて行って、あの景色を見せてあげたいと思っていました。実現することができて本当に嬉しいです。
―――使用したデッキと、デッキを決めた経緯を教えてください。
ミュウが大好きなので、ミュウVMAXのデッキを使いました。 このカードが登場してから長く使っています。ミュウVMAXで出場したシティリーグでCSPを獲得することができ、そのポイントのおかげで「PJCS2023」の優先権を得ることができたので、今回もミュウVMAXで出場することに決めました。
環境的にも、大きく不利になるデッキもあまりないと考えていました。
―――デッキの特徴を教えてください。
ミュウVMAXがワザ「クロスフュージョン」でゲノセクトVのワザ「テクノバスター」を選んだ場合も、再度ワザが使えるようにポケモンを入れ替えるカードを4枚採用しています。
また頂への雪道を出されると辛い状況にはなるので、頂への雪道をトラッシュできるカードを4枚採用しています。逆に使う場面が限られるやまびこホーンは採用を見送りました。
もう一つの特徴として、ポケモンのどうぐを6枚採用しています。パワータブレットが足りない場面を助けてくれるこだわりベルトや、ゲームの序盤から終盤まで汎用的に使うことができる 森の封印石は多めにデッキに入っています。
―――今回の大会で活躍したカードを教えてください。
森の封印石です。最初の手札に山札からポケモンを出すことのできるカードが無く、ウッウロボのコインもウラだった場合でも、森の封印石のVSTARパワー「スターアルケミー」でバトルVIPパスや、ジャッジマンなどを手札に加えることで安定した動きができたり、終盤にはボスの指令を手札に加えて試合を決めることができたりと、とても幅広く活躍してくれたカードでした。
―――「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」(以下、「ポケモンWCS2023」)に向けて意気込みをお願いします。
世界中の選手と対戦できることは中々ないので、精一杯楽しみたいと思います。また、今回の結果でDAY2からの参加権利を得ることができたので、優勝を目指して頑張りたいと思います。優勝することができたら、一番楽しいと思うので!
ミュウVMAXに「PJCS2023」に連れてきてもらい、ミュウVMAXに優勝の景色を見せてあげたい一心で駆け抜けた、まさにチャンピオンロードだったと思います。優勝おめでとうございます!
シニアリーグ優勝 スズキ イッテツ選手
―――優勝おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。
ありがとうございます。「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022」のベスト32が最高成績で、ここまで勝ち上がったことはなかったので、本当に嬉しいです。
―――使用したデッキと、デッキを決めた経緯を教えてください。
れんげきウーラオスVMAXと「れんげき」のインテレオンVMAXを組み合わせたデッキを使いました。
今の環境は、ロストゾーンを使ったデッキとサーナイトexのデッキが強いと考えており、そのデッキに対して強いデッキを持っていきたいと思い、今回のデッキを握りました。
「チャンピオンズリーグ2023 愛知」でも同じデッキを使っていたのですが、1か月程前に「PJCS2023」でも使うことを決めて、再度調整をしていました。
―――デッキの特徴を教えてください。
HPの低いポケモンに対して、インテレオンVMAXの特性「ダブルシューター」をしっかり使えるようにデッキを組んでいます。基本水エネルギーを引けるように、博士の研究を4枚採用しています。
―――今日の大会で活躍したカードを1枚教えてください。
チャーレムVですね。HPを20以下にしたマナフィをワザ「ヨガループ」で倒して、追加の自分の番でれんげきウーラオスVMAXのワザ「キョダイレンゲキ」で畳みかけるという動きが強力です。2日間通してそういう場面が多くありました。
―――「ポケモンWCS2023」に向けて意気込みをお願いします。
初めての世界大会なので、全力で楽しみたいと思います!
周りの環境をズバリ読み切ったデッキ選択だったと感じました。「れんげき」のポケモンを巧みに使いこなしての優勝、おめでとうございます!
ジュニアリーグ優勝 マツダイラ コウタロウ選手
―――優勝おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。
ありがとうございます! 嬉しいの一言です! TOP8で対戦したウメハラ選手はずっと憧れの選手で、最後の番に「強かったです」と声をかけてもらえたことが今でも忘れられません。
―――使用したデッキと、デッキを決めた経緯を教えてください。
ルギアVSTARと「いちげき」のポケモンを組み合わせたデッキを使いました。
ルギアVSTARを使っていた時が一番勝つことができていたので、「チャンピオンズリーグ2023 宮城」のあとから、このデッキで挑むと決めてずっと練習をしてきました。
―――デッキの特徴を教えてください。
ハマナのバックアップが入っていることが特徴です。
他のデッキにはあまり入っていないこのカードで、相手の意表を突くことを意識しました。
―――今回の大会で活躍したカードを教えてください。
ルギアVSTARです。VSTARパワーの「アッセンブルスター」でアーケオスをベンチに並べるといった、このデッキの中心となるポケモンなので、一番活躍したと思います。 全体を通してバンギラスVも活躍しました。特に決勝戦で最後に決めてくれたのはバンギラスVだったので、このカードのおかげで優勝できたと思います。
―――「ポケモンWCS2023」に向けて意気込みをお願いします。
北海道や千葉の仲間たちが一緒に練習してくれたおかげで、ここまで来ることができました。皆の気持ちを背負って頑張ります。世界大会でも優勝したいです!
同じ北海道のウメハラ選手を尊敬しているというマツダイラ選手が、ジュニアリーグの新たなチャンピオンとなりました。インタビューではお父さんと一緒に喜んでいる姿がとても印象的でした。優勝おめでとうございます!
今年の「ポケモンジャパンチャンピオンシップス」でも、多くの選手が日本一を目指して、熱い戦いを繰り広げました。
次回はいよいよ、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」が横浜で開催されます。日本に世界中の選手たちが集まる大会で、栄光を掴み取るのはどの選手になるのか、ぜひ皆さんも注目してください。