新たなシーズンの始まりとなったチャンピオンズリーグ2020 東京、今大会各リーグの優勝者のインタビューをデッキとあわせてご紹介します。
マスターリーグ優勝 シマダ ダイチ選手 ルカリオ&メルメタルGXデッキ
インタビュー
―――優勝おめでとうございます。今日の大会を振り返っての感想を教えてください。
今日は2回戦目でアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのデッキに負けてしまいました。
自分のミスもあった試合でショックでしたが、そこから切り替えて自分の得意なプレイをすることを心がけました。
その事が結果的に決勝トーナメントでの自信につながり、優勝することができたと思います。
―――本日使用したデッキの選択理由を教えてください。
もともとアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのデッキとサーナイトGXのデッキのどちらかで悩んでいました。
大会の4日ほど前に仲間の中で「ルカリオ&メルメタルGXのデッキが強いのでは」という話になり、「炎タイプのデッキに勝つことができるか」という研究をしまし。
練習を重ねると意外と戦えることがわかり、弱点を突かれないデッキに対しては有利に戦いやすいことがわかっていたので、2日前にルカリオ&メルメタルGXのデッキで行こうと決めました。
―――今日の大会を通してポイントとなったキーカードは何ですか。
ネクロズマ たそがれのたてがみとウソッキーです。
特にネクロズマ たそがれのたてがみは相手のベンチに控えているポケモンにダメージを与えられ、鋼タイプのポケモンであることから、GXワザ「フルメタルウォールGX」の恩恵も得られる点が強力でした。
―――2020シーズンの目標をお聞かせください。
去年はチャンピオンズリーグ2019 新潟で優勝することができましたが、その後のチャンピオンズリーグの結果があまり良くありませんでした。今年はこの大会のあとも気を引き締めて、ポケモンワールドチャンピオンシップス(以下ポケモンWCS)2020ではトップ8に残れるように頑張りたいです。
マスターリーグ準優勝 シマ ヒロマサ選手 レシラム&リザードンGXデッキ
インタビュー
―――本日使用したデッキの選択理由を教えてください。
最初はミュウツー&ミュウGXの入った炎タイプのデッキを練習していました。
大会の1週間程前にアルセウス&ディアルガ&パルキアGXとケルディオGXを軸にしたデッキが結果を残し始め、練習しているデッキでは勝つことが難しいと考えました。
そこで改めてデッキを一通り触ってみると、レシラム&リザードンGXのデッキがやはり強いと感じました。
この大会の直前の大会でもレシラム&リザードンGXのデッキで結果を残すことができたので、このデッキで参加しようと決めました。
―――デッキの中でポイントとなったカードはありますか。
全てのカードが重要なカードだったことは間違ないです。
ただフィールドブロアーについては今日の朝までデッキに入れるか迷っていました。ルカリオ&メルメタルGXのデッキが存在していることは知っていたので採用しましたが、入れておいてよかったと感じました。
―――2020シーズンの目標をお聞かせください。
次のポケモンWCS2020に行くことが一番の目標です。
チームの仲間がポケモンWCS2019に出場したこともあり、来年は自分がという思いでギリギリまで練習をしてきました。
今回は準優勝という結果でしたが、この後のチャンピンズリーグ愛知でも結果を残して、次のポケモンWCS2020に出場したいと思います。
シニアリーグ優勝 フカセ カブ選手 アルセウス&ディアルガ&パルキアGXデッキ
インタビュー
―――優勝おめでとうございます。本日使用したデッキの選択理由を教えてください。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXとムウマージのデッキを使いました。
シルヴァディGXのデッキも用意していましたが、今朝「アルセウス&ディアルガ&パルキアGXで大会に出たい!」と思いこちらのデッキを選びました。
―――デッキの特徴を教えてください。
ムウマージの特性「ふしぎなことづけ」を早い段階で使い、相手にサイドをとらせることで相手側がカウンターエネルギーを使えないという状況を作ります。
対して自分はカウンターゲインの条件を満たすことができ、素早く攻撃をしていくことができるデッキです。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGX以外にカメックス&ポッチャマGXをアタッカーとして起用しているのでレシラム&リザードンGXなど炎タイプのデッキにも有利に立ち回ることができます。
―――今日の大会を通して活躍したMVPのカードは何ですか。
カウンターゲインです。
ムウマージの特性「ふしぎなことづけ」を使うことで、すぐにアルセウス&ディアルガ&パルキアGXの「アルティメットレイ」を使うことができました。
「アルティメットレイ」の効果により、相手のデッキが炎タイプであれば「カメックス&ポッチャマGX」に、ポケモンGXが多く入っているデッキであれば「メガミミロップ&プリンGX」にエネルギーを付けるといった動きが強力でした。
―――2020シーズンの目標をお聞かせください。
4年連続でポケモンWCSに参加していて、今回の優勝で5年連続で参加できることが決まりました。
まだ優勝することができていないので、ポケモンWCS2020こそは優勝したいです!
ジュニアリーグ優勝 カワモト ソウジ選手 レシラム&リザードンGXデッキ
インタビュー
―――優勝おめでとうございます。本日使用したデッキについて教えてください。
レシラム&リザードンGXのデッキです。
デッキの特徴としてビクティニ◇、バクガメス、デオキシスといったポケモンGX以外のアタッカーを多めに採用しています。
特にデオキシスについては、カキや溶接工といった炎エネルギーを素早く加速させるデッキが大会に多いと考えていた為採用しました。
―――いつもどのようにデッキを組んでいるか教えてください。
自分で組んだデッキを家族全員でチェックします。
その後周りの強いプレイヤーの方々にもデッキを見てもらいながら組み上げています。
今回はデッキを組んでいる中で素早く展開していくデッキが有利だと考えこのデッキを使用しました。
―――2020シーズンの目標をお聞かせください。
ポケモンWCS2019にも参加したので、この優勝で2年連続世界大会に参加できることになりました。
ただ、ポケモンジャパンチャンピオンシップス(以下JCS)2019では結果が残せなかったので、ポケモンJCS2020で優勝したいです!
オープンリーグ(エクストラ)優勝 イタガキ タクト選手 ガブリアス&ギラティナGXデッキ
インタビュー
―――優勝おめでとうございます。本日使用したデッキについて教えてください。
対戦相手の手札を減らしながらガブリアス&ギラティナGXで勝ちに行くデッキを使いました。
ムウマージの特性「ふしぎなことづけ」と、ジラーチEXにしまめぐりのあかしを付ける動きをあわせ相手の残りサイドを1枚にします。
そこからマチスの作戦、N、マーズという順番でサポートを使うことで相手の手札を0枚にすることができます。
そしてザクザクピッケルを使い相手に有効なカードを引かれないようにし、ガブリアス&ギラティナGXで勝ちにいくデッキです。
―――イタガキ選手のデッキならではのポイントはありますか。
一番のポイントはグラジオが入っている点です。
他の同じタイプのデッキでグラジオは見かけませんでした。
このデッキは必要なパーツが非常に多く、例えばサイドにガブリアス&ギラティナGXが2枚いってしまうと勝てなくなってしまいます。
今回の大会でもジラーチEXの特性「ほしのみちびき」でグラジオを手札に加え、サイドに落ちてしまった最後の時のパズルを持ってくることで勝ちにつながった試合がありました。
―――今日の大会を通して活躍したMVPのカードは何ですか。
1枚挙げるとすればガブリアス&ギラティナGXです。
フィニッシャーが別のポケモンだったら負けていた試合が幾つかあったので、ガブリアス&ギラティナGXだったからこそ優勝することができたと思います。
―――今回のチャンピオンズリーグ2020 東京は何故エクストラレギュレーションに参加しようと思ったのですか。
2019年はポイントの積み重ねでポケモンWCS2019に参加することができたのですが、そのポイントの多くがエクストラレギュレーションでの大会で獲得したポイントでした。
2019のシーズンは特にエクストラレギュレーションの結果が良かったので、今回参加しないのはもったいないと思いエクストラレギュレーションに参加しました。
―――2020シーズンの目標をお聞かせください。
次の4月から社会人になるため残りのチャンピオンズリーグやポケモンWCSに参加できるかはわかりませんが、今回の優勝でモチベーションが更に高まりました。是非ポケモンWCS2020に参加し結果を残したいと思っています。