12月6日(金)に「ソード&シールド」シリーズ最初の拡張パック「ソード」「シールド」が発売された直後の12月8日(日)に、カードラボ秋葉原ラジオ会館本店(東京都)にて、シティリーグが開催されました。
さっそく「ソード」「シールド」のカードが使用されており、特に、ザシアンVとアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを組み合わせたデッキが多く見られました。
激戦を制し、見事優勝したのはウルさんのモルペコVMAXとモルペコVを中心としたデッキです。
優勝 ウル選手
――優勝、おめでとうございます!
ありがとうございます!シティリーグは2回目の参加で、優勝できてうれしいです。
――ポケモンカードはいつごろからはじめましたか?
今年の1月ごろからです。
イーブイのスターターセットとプレミアムトレーナーボックス TAG TEAMを購入して、友人と一緒にはじめました。
――モルペコを中心としたデッキを使用した理由は何ですか?
モルペコがかわいかったからです!
――デッキの特徴を教えてください。
モルペコVのワザ「エレキホイール」でダメージを与えた後、ベンチにいるリーリエのピッピ人形をバトル場に出します。
ベンチのポケモンをバトル場に呼び出す手段が減ったので、ピッピ人形で相手のワザを受け、また次の番にモルペコVのワザを使っていきます。
ピッピ人形がきぜつすることで、オドリドリGXの特性「たむけのまい」や、サポートのメイの条件を満たし、手札を整えて次の番にしっかり展開することができます。
――一押しカードは何ですか?
コマタナです。今日は大活躍しました。
このデッキの弱点として、ベンチに下がったモルペコVをバトル場に呼び出されることです。
コマタナのワザ「ふくろぎり」で、相手手札のポケモンキャッチャーやカスタムキャッチャーをトラッシュさせることで対策しました。
特に、ザシアンVの特性「ふとうのつるぎ」やジラーチの特性「ねがいぼし」を使った後が効果絶大でした。
――大きなおまもりを採用した理由はなんですか?
モルペコVのHPが170です。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXの、「オルタージェネシスGX」の効果込みのワザ「アルティメットレイ」のダメージ180と、ピカチュウ&ゼクロムGXのワザ「タッグボルトGX」のベンチへのダメージ170できぜつしないようになっています。
――エレキパワーを2枚にした理由はなんですか?
モルペコVのワザのダメージが150で、ザシアンVやアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを、エレキパワーなしでも2回のワザできぜつさせることができます。
エレキパワーを使う場面が限られると思い、2枚にしました。
――サポートはどのように選びましたか?
状況に応じて、リーリエのピッピ人形をはじめとして好きなグッズを手札に加えることができるデンジとメイが非常に重要でした。
マリィは、相手のカスタムキャッチャーなどを揃えさせないようにするために活躍しました。
なお、カスタムキャッチャーを手札に揃えたいので、手札をトラッシュする博士の研究は今回は見送りました。
――ザシアンVを中心としたデッキへの対策は考えていましたか?
友人がちょうどそのデッキを作っていて、一緒に練習してました。
やはりコマタナが重要で、ポケモンキャッチャーやカスタムキャッチャーをトラッシュさせることでモルペコVをしっかり守ることを意識しました。
準優勝 クラント選手
――ポケモンカードはいつごろからはじめましたか?
XYシリーズの拡張パック「ファントムゲート」(2014年9月発売)あたりからです。
――ザシアンVを中心としたデッキを使用した理由はなんですか?
ゲームで「ソード」を遊んでいて、ザシアンを使いたいと思ったからです。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXは、エネルギーのかみ合わせもよく、ワザ「オルタージェネシスGX」によるダメージアップも非常に相性がいいと考えました。
――ザシアンVを中心とした同様のデッキへの対策は考えていましたか?
一番意識したのは、相手のザシアンVを、自分のザシアンVでしっかりきぜつさせることです。
カスタムキャッチャーで、エネルギーがついた相手のザシアンVをバトル場に呼び出しました。
――一押しカードは何ですか?
ゲノセクト、フィオネです。
フィオネは、ワザ「ブロッキング」を使ったガラル タチフサグマや、リーリエのピッピ人形がいるときの対策になりました。
――デッキに入れるのに迷ったカードはありますか?
お二人とも、おめでとうございます!
お二人のデッキ以外にも、大会の中で活躍していた、注目カードを紹介します。
ヤレユータンの特性「さるぢえ」で手札の基本炎エネルギーを山札の一番上において、コータスVのワザ「かえんばしら」で確実にダメージアップを狙います。
また、「スチームクラッシュ」で相手のエネルギーをトラッシュさせることもできます。
ガラル タチフサグマはワザ「ブロッキング」を使うと、次の相手の番に、たねポケモンからワザのダメージをうけません。ポケモンVやTAG TEAM GXがたねポケモンなので、一方的にダメージを与えることができます。