3月21日(土)に開催された、ニコニコ生放送主催「ポケモンカードゲーム スペシャルリーグ2020銀座」での優勝者ヨネダタクヤ選手と準優勝者イトウシンタロウ選手の対談インタビューをお届け!
さらに出場者全員のデッキレシピもご本人のコメント付きで紹介します!
対談インタビュー
左から準優勝のイトウシンタロウ選手、優勝のヨネダタクヤ選手。
今日の大会を振り返って。
ヨネダ選手:普段一緒にポケモンカードをすることが無い方々と対戦できて、とてもいい機会でした。
最後まで楽しみながらできました。
イトウ選手:「大きな大会などに向けて精度を高めていく」といったことができていなかったので、デッキを作りしっかりプレイできたので良かったと思います。
どの対戦も純粋に楽しむことができました。
チャンピオンズリーグなどとはちょっと違った真剣勝負をすることができました。
決勝に勝ち上がった二人が選んだドラパルトVMAXデッキ。
ヨネダ選手:ドラパルトVMAXのワザ「ダイファントム」は必要なエネルギーが2つで、安定して戦うことができるというのが今回のデッキを選択した一番大きな理由です。
あとは新しいポケモンVMAXを使いたかったので、ストリンダーVMAXとドラパルトVMAXで悩んだ結果、ドラパルトVMAXを選びました。
イトウ選手:自分もヨネダ選手と同様にストリンダーVMAXとドラパルトVMAXで悩んでいました。
ドラパルトVMAXを選んだ理由は、ポケモンワールドチャンピオンシップス2016で優勝した時に使っていたMタブンネEXとドラパルトVMAXが似ていたためです。
HPが高く、ワザの効果も似ています。
ワザに必要なエネルギーのイメージも、MタブンネEXの「マジカルシンフォニー」はダブル無色エネルギー1枚と基本エネルギーで、ドラパルトVMAXの「ダイファントム」は基本超エネルギー2枚なのですが、多くの場合ホラー超エネルギーをつけるので、特殊エネルギー1枚と基本エネルギー1枚といった形が似ています。
そういった面で自分に向いているのではないかと思いドラパルトVMAXを選びました。
自分のドラパルトVMAXデッキについて。
ヨネダ選手:自分のデッキはドラパルトVMAXのワザをサポートするカードを多めに入れています。
エール団のしたっぱ、ボスの指令、マリィといったカードを使いながらワザをつかうことが強いと考えました。
ダメージが足りない場合はガラル ジグザグマの特性やジャイアントボムなどで補える構築にしています。
フィオネやガラル ジグザグマ、ミュウツーといったカードを入れた結果として、回収ネットが上手く使えるデッキになったので回収ネットを採用しました。
代わりにHPを回復するマオ&スイレンなどは採用していません。
最初はマオ&スイレンを入れていましたが、エール団のしたっぱを連続で使う動きの方が強いと感じました。
ドラパルトVMAXの「ダイファントム」をつかえる回数を増やすためのカードを多く入れているデッキです。
イトウ選手:ヨネダ選手とは真逆の考えでデッキを組んでいました。
ヨネダ選手のデッキが「ダイファントム」をつかえる回数を増やすために「攻撃的な」カードが多く入っているとすると、自分のデッキは「ダイファントム」をつかえる回数を増やすために「守備的な」カードを多く入れたデッキだといえます。
マオ&スイレンやイエッサンVがそれにあたりますね。
相手のワザを受けたあとも回復してワザをつかえるようなデッキになっています。
ヨネダ選手:自分もイトウ選手も「ドラパルトVMAXのワザを多くつかえるようにしている」までは考えが一緒。
イトウ選手:そうですね。最後の選択で分岐して、採用されているカードが大きく変わった感じですね。
今ポケモンカードをプレイしている方へ
ヨネダ選手:昨今外で対戦できる機会が少ないことから、「いま練習をしたほうがいいか」と迷ってる人もいると思いますが、大会で上を目指すのであれば今やっておいて損をすることは絶対にありません。
今のうちに色々なことを研究しておくと良いと思います。
イトウ選手:どんなことにも言えますが、他の人がやっていないときにやると、めちゃくちゃ有利になれます。
一人でデッキを2つ作って対戦してみるだけでも意味はあります。
ヨネダ選手:今は動画などでポケモンカードの対戦を簡単に見ることができます。
そういった動画を考えながら見ると、実戦で役に立つと思います。
イトウ選手:たしかに、動画を考えながら見るのは良いと思います。考える癖もつきますしね。
ポケモンカードに興味を持った方へ
イトウ選手:今日はさまざまなジャンルの方が集まって、全員が楽しかったと仰っていました。
僕らのように大会優勝を目指してプレイしている人でなくても、一緒になって楽しむことができるのがポケモンカードです。
もちろんゲームとしても非常に面白いので、是非一度手に取って遊んでみて欲しいと思います!
出場者コメント・デッキレシピ
優勝 ヨネダタクヤさん
ヨネダタクヤさんのコメント
回収ネットを採用しています。
ミュウツーやガラル ジグザグマの特性を使いまわすこともできますし、ポケモンいれかえの代わりのカードとして使える点も強力です。
エール団のしたっぱで相手の動きを遅らせ、ミュウツーの特性「マインドリポート」で2回連続相手の動きを止めることもできます。
準優勝 イトウシンタロウさん
イトウシンタロウさんのコメント
2016年の世界大会で優勝したときにMタブンネEXのデッキを使っていて、その時のMタブンネEXのワザとドラパルトVMAXのワザが似ていたので、今回はドラパルトVMAXのデッキを使いました。
当時使っていたデッキを今のスタンダードに合わせた作りにしています。
ベスト4 平田雄也さん
平田雄也さんのコメント
オーロット&ヨノワールGXのデッキです。
オーロット&ヨノワールGXは弱点が悪タイプなので、ミュウツー&ミュウGXやドラパルトVMAXのデッキに対して戦うことができると思い、オーロット&ヨノワールGXだけがメインポケモンのデッキを組みました。
「ナイトウォッチャー」やクラッシュハンマーをあわせて、相手の動きを封じながら戦うデッキになっています。
GXワザの「ペイルムーンGX」も非常に強力です。
ベスト4 山口恵梨子女流二段
山口恵梨子女流二段のコメント
スピード雷エネルギーの採用を4枚ではなく3枚にして、ピカチュウ&ゼクロムGXの「フルドライブ」でしっかりエネルギーを加速できるようにしています。
ピカチュウ&ゼクロムGXやパルスワンVで攻めていく作りにしています。
将棋では持ち時間の全てを使って考えるのですが、ポケモンカードでも癖で長考してしまいます。
もっと早くプレイできるように練習して、次の大会ではもっと勝てるように頑張ります。
だんのうらさん
だんのうらさんのコメント
シルヴァディGXの特性「ディスクリロード」で、サポートを使わなくても山札を引ける点が特徴です。
その分ボスの指令やマオ&スイレンといったサポートのカードを多めに採用しています。
ドラパルトVMAXの高いHPとマオ&スイレンの回復が相性良く、長期戦にも対応できます。
濱健人さん
濱健人さんのコメント
自分の使ったラプラスVMAXのデッキは動きが早くないので、ジラーチなどを使ってできるだけ必要なカードを序盤は揃えていきます。
ドラパルトVMAXのデッキを相手にするときはリーリエのピッピ人形をバトル場に出し、時間を稼ぎながら戦います。
藤井猛九段
藤井猛九段のコメント
ドラパルトVMAXのデッキを使いました。
ゲンガー&ミミッキュGXを入れているのが特徴です。
ゲンガー&ミミッキュGXの「ホラーハウスGX」は後攻1番目、もしくは先行2番目の最初の場面で使用します。
そこで相手の動きが止まっている間に、ベンチのポケモンを進化させ有利に試合を運んでいきます。
ライバロリさん
ライバロリさんのコメント
今回は様々なデッキと対戦することになると踏んでザシアンVとアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのデッキを使うことにしました。
アローラキュウコンGXの特性「ふしぎなみちびき」で、ザシアンVをサポートできるカードを素早く集めることができる点が特徴です。
ザマゼンタVを1枚採用し、ポケモンVMAXに対しても強く出られるように構築しています。
この大会の放送をまだ見ていないという人はココから視聴できます。
8人の楽しく熱いバトルをぜひご覧ください!