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"もっと"限界まで語りつくす! My Favoriteポケカ あばれる君

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連載企画「"もっと"限界まで語り尽くす! My Favoriteポケカ」では、あの有名人やポケカ四天王など様々な人たちから話を聞いて、「My Favoriteポケカ」、すなわち「ポケモンカードゲームの中で気に入っているカード」を、回ごとにテーマを設けながら紹介してもらいます。


今回は、「いちげき」のカードの「My Favoriteポケカ」というテーマで、あばれる君にお話しをお伺いしました! 

あばれるくん
あばれる君
お笑い芸人。テレビ東京系列「ポケモンの家あつまる?」出演中。2019年にポケモンカードゲームの公式資格「イベントオーガイザー」を取得。ポケカイベントを主催したり、プライベートで大会に参加するほどポケカに熱中している。

―――今日はよろしくお願いします! さっそくですが、まずは自己紹介をお願いします。


あばれる君です! ポケカが大好きです! よろしくお願いしまーす! ポケカ歴は、小学4年生からやっているので、27年ですね。 ......間違えました、25年ですね。途中ブランクはあるけれど、最初の頃からやっていました。地元のオモチャ屋で大会がよく開催されていて、優勝するとお菓子が詰め放題なんです。2回優勝したことがあります!


―――おお、すごい! ちなみにそれは、何回中......


ええっと、15回中(笑) だいぶ挑みましたね。その頃からポケカ友達は多くて、でも当時はお小遣いが少なかったので、友達との交換でカードを手に入れていました。


その後しばらくブランクがあって、大人になってからまたポケカにハマって、最近少し変化がありました。戦略的なゲームは元々苦手だったんですが、今では色々考えてやれるようになったんです。たとえば、今までは自分の1手先が読めなかった。


―――えっ、自分の1手先がですか!


はい(笑)、でも今は相手の2手先くらいまで見えるようになりました!


―――それはすごい! 相手の2手先となると、なかなか難しいですからね。では、そんなあばれる君の、「いちげき」のカードの「My Favoriteポケカ」をお聞きしたいと思います。


いやー、1枚選ぶのはやっぱり難しい。うーん、悩みますが、ここはいちげきウーラオスVを選びます!


4

いちげきウーラオスVMAXと悩みましたが、これがないと進化できないという点で、紙一重の差でこっちを選びました。今よく使っている一番勝率の良いデッキに入っていて、一見シンプルな戦い方のカードなのですが、対戦を重ねるごとに、やればやるほど、柔軟に戦えることに気づいたんです。220という高いHPや、あくの塔と組み合わせて強かったり、いちげきの巻物 怒りの巻で大逆転が狙えたり、「いちげき」のカードとして得られるシナジーがすごい。なんていうか、僕と相性がいい1枚だと思います!


―――それは、性格的なところでしょうか。


たとえば、他のゲームとかでも、武器とか、一点特化しているものが好きなので。


―――武器ですか?


一点特化している武器です。オーソドックスなものよりも、「力のやつ!」みたいな。いちげきウーラオスVは、もちろんいろんな状況に対応する力はあるんですが、やはりパワーに一点特化しているのが魅力的です。


たとえば、いちげきエネルギーが3枚ついていたとして、ワザ「インパクトブロー」は240ダメージになります。さらに格闘道場が出ていて、自分のサイドの残り枚数が相手より多いなら280ダメージ! 超タイプで弱点をついてくるだろうミュウツー&ミュウGXも倒せるダメージです。


―――タイプ的には苦手な相手であっても戦うことができると。


そうです。そして、使っていてとにかく楽しいんです。このカードのおかげでギリギリで逆転したこともあります。その試合では、相手はすでにサイドを4枚取っていて残りサイド2枚、一方で自分の残りサイドはまだ6枚あった。でもそこからすごくデッキが回って、あれはとにかく気持ちよかったですね。


―――その状況から勝てるのはすごいですね。


......いや、その試合は負けましたけどね。


―――(あれ、逆転したのでは?)......なるほど。


3

いちげきウーラオスVMAXのワザ「キョダイイチゲキ」でトラッシュされたいちげきエネルギーが、活力の壺で山札に戻り、ヘルガーの特性「いちげきのほうこう」でまたいちげきウーラオスVMAXにつく、そうやってぐるぐる回る。なんてスムーズなんだ! 作戦ががっちりとハマって、ポケカの脳汁が出ましたね。


―――今回、いちげきウーラオスVMAXではなく、いちげきウーラオスVを選ばれたのは......


スペシャルアートだからというのもあります。


ichigeki uraosV_SA

黒くて引き締まっている感じがかっこいいんですよね。黒が大好きなんです。さらにこのイラストから、質感、毛並み、筋骨隆々、そういうことが伝わってくる。使っている自分も強くなってくるように感じる。和風な感じがするのもいい。


実は、「一撃マスター」を合計8BOX開けていて、それでこのスペシャルアートのいちげきウーラオスVが当たったんです。ポケカってデッキを作るまでけっこう悩むんですが、このカードが当たって運命的なものを感じ、そのおかげでこのカードを使っていこうと方針が固まって、色々と悩まずに済みました。スティーブ・ジョブズが服を悩まずに選ぶという話がありますが、それと同じです。スティーブ・アバズっていうことです。


―――(笑) でも本当に、そうやってカードとデッキを極めていって、「ポケカ部いちげき・れんげきバトル」を含めて、いろんなところで勝っていると。


はい、そうです。実際にいろんなところで勝っています。大阪の芸人がポケカバトルをする「大阪吉本カードゲーム部」という集まりがあって、最近は彼らとリモートポケカをよくやっていますね。なんだかんだでこのデッキ、トータル3桁行くか行かないかくらいは使っています。


―――だいぶ使い込んでいますね。


デッキに入っているカードの枚数までちゃんと覚えたのは、実はこのデッキが初めてですね(笑)


―――枚数の話が出たところで、いちげきウーラオスVを使った詳しいデッキの中身を教えていただけますでしょうか。




こういう感じです。さっき格闘道場を使ったダメージ計算の話をしましたが、入っていませんね(笑) これから入れようと思っています。結局悪の塔にしちゃったなー。ジラーチGXが入っています!


ジラーチGX

このデッキを使ううえでは、ジラーチGXが入っていないとメインのポケモンたちが弱点を突かれてキツい。あとは、やっぱりデルビルを並べてヘルガーに進化させたい。


デルビル
ヘルガー

ただ、並べすぎるとベンチがなくなる。2匹にするか、3匹にするか、ベンチの管理が大切です。


理想の動きとしては、先攻1回目の番でクイックボールやキャプチャーエネルギーを使って、デルビルを2匹か3匹ベンチに出しておいて、バトル場のポケモンがワザを使って攻撃をしていく番には、ヘルガーに進化して特性「いちげきのほうこう」が使えるようにしておきたいですね。


―――先攻2回目の番でもう相手のバトルポケモンを一撃で倒せるようにできれば、すごく強い動きですね。


いちげきウーラオスVMAXにいちげきエネルギーが4枚ついていれば、ワザ「キョダイイチゲキ」で350ダメージ出ますよ! ストーン闘エネルギーなどは入れずに、防御よりも攻撃に特化しています。ただ、特性「ベンチバリア」のミュウでれんげきウーラオスVMAXの対策だけはしていますね。本当に気に入っているデッキなので、「チャンピオンズリーグ2021愛知」にも本当は持っていきたかったですが、落選してしまったので仕方ないですね!


―――これまでのポケカの思い出や、これからポケカをやりながら実現されたいことなどは、どんなことがあるでしょうか。


シティリーグでいろんな場所に行きましたね。東京から車で片道6時間かかる場所だったことも。それだけ時間をかけていっても、ボロボロに負けてしまうことがあります。ただ、そういう時でも、その帰り道に一緒に行った人と色々反省しながら帰るのが面白かったです。そういうことを通じて、ポケカをまったく知らない人でも、帰る頃には好きになってくれていた。その人たちは、みんな応援してくれて、それで自分は強くなれたと思います。


2

―――仲間を増やしながら、どんどん強くなっていると。


この間、とあるジムバトルに参加して、8人中2位でした。メキメキと実力が付いている実感があります。


―――ジムバトルにも参加されるんですね!


普通に参加しますよ。変装はしているんですが、暑いと脱いじゃうので本人とはバレることも多いです。でも、驚くほど握手もサインも求められないです!


―――きっと皆さん遠慮しているんでしょう(笑)


これからやりたいことは、色々ありますが、先ほどもお話しした、大阪の芸人がポケカバトルをする「大阪吉本カードゲーム部」と手を組んだ、自分が主催の大きな大会がいつかできたらと考えています。あばれる君が、オーガナイザーとして主催したいと思っています! そこに僕も出場者として参加、しかもシード枠で参加して、豪華賞品を僕が持って帰る−−いや、冗談ですから(笑)


あと、やっぱりプレイヤーとしては世界大会に正式な代表選手として、いつか行きたいですね。この歳になっても大会で競えることが嬉しいです。昔、部活の大会で武者振るをしていたのと、同じような気持ちになれます。


――あばれる君、ありがとうございました!



藤井猛さんのインタビューが、本日更新で同時掲載されています。合わせてご覧ください。

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