イベントオーガナイザージムバトル
愛知県の「カードショップ プレイズ イオンタウン有松店」さんは、駅直結のショッピングセンターにあるポケカジム。名鉄名古屋駅から電車で25分ほどの場所にあり、駐車場代もあまりかからないことから家族でも遊びに行きやすいお店だ。このお店で公認自主イベントを開催しているのが、イベントオーガナイザーのオグニさん。オグニさんは公式資格制度が始まった2015年から、愛知県内で公認自主イベントを開催している。この日は、来月に三重県四日市市でイベントオーガナイザーデビューするchamaけんきゅういんさん(匿名:以下C)も遊びにいらっしゃっていたので、先輩オーガナイザーと新人オーガナイザーのお二人にお話を伺った。
右からオグニさん親子、新人オーガナイザーのCさん
最初は、息子がきっかけで遊びだしたお父さんプレイヤーだった。
―オグニさんとポケモンカードの出会いについて教えてください。
オグニ:やっと受験が終わって今日は遊びに来ているのですが、息子が『ポケモンカードで遊びたい』と言ってきたことがきっかけです。息子が小学4年生の時に友人に教えてもらい、「はじめてセット」を買って親子で始めました。2012年の時ですね。それから2015年にこの資格を取るまでは、お父さんプレイヤーとして息子と一緒に大会に参加したりしていました。
―お父さんプレイヤーだった時と、イベントオーガナイザーの資格を持つお父さんプレイヤーの今とで、何か変わりましたか?
オグニ:ルールを覚えなおしました。(笑)教える立場になるので、間違ったことは言ってはいけないなと思いまして。私はプレイヤーとしては強くないんですよ。でもポケモンカードとの関わり方は、大会で1位を目指すだけではなくて、色々あると思っています。
―といいますと?
オグニ:例えば愛知のポケカジムの大会は土日中心で、祝日開催はほとんど無いんです。理由はポケカに詳しいスタッフさんのシフトが土日中心だと、土日ではない祝日はスタッフさんがいないため、大会は開けないんです。だから僕は祝日に、ジムで公認自主イベントを開催する活動を続けています。あと、ジムや公式大会だと1つのデッキで戦うことが多く、デッキ相性が悪いと辛いですよね。だから僕のイベントはラウンド間のデッキ交換をOKにしています。プレイヤーの遊び場を増し、よりカジュアルに楽しく遊べる場を作る立場で、ポケモンカードを楽しんでいますよ。
―課題を見つけて、それを解決するイベント作りをされているのですね。店長さんが、オグニさんを慕って参加する方が多いと仰っていましたが、その理由がわかりました。そういえば、今日初めてオグニさんのイベントに参加されて親子プレイヤーさんもいらっしゃいましたね。初めて参加するという方もよく参加されますか。
オグニ:ぜひ来てほしいとは思いますが、毎回来てくれるわけではないです。まだ常連さんの参加が多いかなと思っています。
―こちらのジムで開催している理由は?
オグニ:私は空港の近くに住んでいて、近隣にはジムはありません。そして人の移動方法は車が基本なので、このあたりまでは行動圏内なんです。このプレイズ有松店さんのあるあたりは、名古屋からも来られるし、空港近辺に住んでいる方も来やすい場所にあたるので、掛け合って場所を使わせていただくようになりました。ショッピングセンターの中にあるので、親子プレイヤーさんも足を運びやすいかなと思っています。
愛知から三重へ広がる、横のつながり。
C:四日市にはジムバトルの開催数も参加者も少ないのですが、自分がポケモンカードのイベントを開催することで、少しでも親子でポケモンカードを遊ぶ人が増えるといいなと思っています。私がこれから開催する場所は四日市のショッピングセンターの中にあるので、興味を持ってくれる人が来てくれるといいなと思っています。
オグニ:最初の開催は緊張しますよね。私は名古屋で一番初めに公認自主イベントを開いたので、興味を持って遊びにきてくれた人がいらっしゃいましたが、イベントを知ってもらうことはとても重要だと思います。そのショッピングセンターにはチラシとかは貼れますか?
C:多分貼れるとおもいます。やったほうがいいでしょうか。
オグニ:絶対にやったほうがいいです。色々な人が通る場所であれば、それを見て遊びに来てくれるはきっといると思いますよ。やってみて、それから工夫していきましょう。
―愛知と三重で、オーガナイザーさんのコミュニティも深まるといいですね。
C:はい。私が知る限り三重にはオーガナイザーさんも少ないので、こうして教えていただける方がいるのは心強いです。
オグニ:愛知県には公認自主イベントを定期的に開催している人が何人かいますからね。これから繋がりを作っていきましょう。
―公認自主イベントは、これから親子で遊ぶプレイヤー、バトルを覚えたてのプレイヤー、バトルを楽しんでいるプレイヤー皆が一度に集まって遊べるイメージがありますが、そういうプレイヤーの層ができていくと素敵ですね。
オグニ:新しい方にどんどん入ってきてほしいですね。コミュニティが続く理由にもつながると思います。
C:私は子供だった時に親や友人とポケモンカードを集めたり、バトルしたりしていたのが楽しかったんです。それをいまの子ども達に伝えていけるイベントを作っていきたいです。
―ありがとうございました!